Envelope FOOD HALL|[やさしい梅屋さん]三年熟成有機梅干し

3年以上かけて熟成、有機栽培梅でつくった正統派の梅干し

梅干しを見ただけで口の中が酸っぱくなるのは、ちゃんと酸っぱい梅干しを食べたことがある証拠。有機栽培の梅を使った、やさしい梅屋さんの「三年熟成有機梅干し」は、昔ながらの梅干しを思い出させてくれます。
三年熟成100g SOLD OUT
*価格は消費税込みの金額です

■安心して皮ごと食べられる梅づくり


紀州和歌山の梅干し専門店「やさしい梅屋さん」。その梅干しの特徴は、なんといっても有機栽培の南高梅でつくられていること。農薬や化学肥料を使わずに、自らの手で栽培しています。

▲500本ほどの木が栽培されている梅農園。見ているだけで足がすくんでしまう急斜面にありました

慣行栽培と比べると収穫量も減るし、時間や手間もかかってしまう有機栽培。梅の生産量が日本で一番多い和歌山県ですが、その中でも取り組む農園はほんのわずかです。

「それでも、完熟した梅を丸かじりする子どもたちを見ると、やっていてよかったと思うんですよ」と代表である深見優さんは言います。

▲やさしい梅屋さんの深見優さん。「家族に安全なものを食べさせたい」という思いもあり、有機梅干しづくりを手がけるように(写真提供:やさしい梅屋さん)

2013年、やさしい梅屋さんは農園と加工所の両方で有機栽培である証「有機JAS認証」を取得します。以来毎年、農林水産大臣に登録された認定機関による監査を受け、審査をパスしています。

■手塩にかけて梅を育てて


梅づくりは、種を撒くところからはじまります。

写真提供:やさしい梅屋さん

収穫した梅をそのまま育苗用のポットに植えて、越冬。2月ごろに発芽し、ある程度大きくなったら苗木を育てる畑に植え替えます。

苗木には、周りを取り囲む雑木林からの落ち葉を利用した栄養分たっぷりの肥料をあたえています

▲苗木を育てる畑。この場所では100本ほどの梅が育てられています

6月中旬になると、梅干し用の梅の収穫がスタート。しっかりと完熟し、香りのよさがピークに達した時に梅は自然に木から落下。梅畑に引きつめた収穫用ネットに落ちたものを、一粒ずつ手作業で収穫していきます。

写真提供:やさしい梅屋さん

この時期、農園は大忙し。極限まで完熟した梅は傷みやすいので、すぐに加工しなければいけません。収穫当日に山の麓にある加工場へ。ずっしりと重い梅を携えて、畑と加工所の往復がつづきます。

▲収穫期は農業用のモノレールがフル稼働。1日に2、3トンの梅を運んでくれます

■じっくりと熟成、時間が梅をおいしく育てる


採れたての梅は、兵庫県産の海水が原料の塩だけで漬け込みます。通常なら3ヵ月のところ、やさしい梅屋さんではなんと1年以上かけて熟成させます。

写真提供:やさしい梅屋さん

塩漬け後は水洗いをしてから天日干しをし、さらに梅樽で熟成。「3年熟成」の場合、ここで3年以上かけて、じっくりじっくりと梅干しに塩気と酸味をなじませます。

写真提供:やさしい梅屋さん

できあがった梅干しは、一粒一粒目で確かめながら容器に詰めて完成です。こうやって梅を育てることから箱詰めまで、すべてがやさしい梅屋さんのスタッフの手で行われています。

写真提供:やさしい梅屋さん

▲熟成による奥深い酸味と塩味が感じられる「三年熟成」。梅干しに含まれるペクチンが溶け出し、梅酢がゼリー状になったものをまとっています

▲贈り物にもぴったりな紙箱に入っています

■昔ながらの保存食として


みなさんは、開封した梅干しを冷蔵庫に入れていませんか。やさしい梅屋さんの梅干しは、しっかりと熟成させて保存食としてつくられているので開封後も冷蔵庫に入れなくて大丈夫なんです。


常温のまま置いておける食べ物があると、何かと心強いもの。忙しくて料理ができない時の一品に、体調を崩した時はおかゆに添えて。温かいごはんと梅干しを口にすれば、ほっとした気持ちになりますよね。


▲やさしい梅屋さんのレシピより、ほんのりと梅の香りが漂う「梅まぜごはん」。米2合に種をのぞいた梅干し2、3粒、だし汁350ml、みりん大さじ2、塩小さじ3/4、醤油適量を合わせて炊きます(写真提供:やさしい梅屋さん)

深見さんのおすすめは、白湯や番茶に入れて飲むこと。「身体の芯から温まって、冷え性の人におすすめ。お腹の調子も整えてくれますよ」そう教えてくれました。


▲梅干し1/3粒、醤油と生姜の絞り汁数滴を湯飲みに入れて番茶を注いでいただく梅醤油番茶。こちらもやさしい梅屋さんのレシピより

■味は3種類、お好みをどうぞ


エンベロープでご紹介するやさしい梅屋さんの梅干しは、3種類。

どれも材料は梅と塩だけで、じっくりと熟成させることで長期保存を実現させています。

ここでご紹介している「三年熟成」はその中で一番酸味と塩気が感じられます。ぜひ根っからの梅干し好きに味わっていただきたい一品です。

「すっぱい梅」は、おばあちゃんがつくった梅干しを思わせるちゃんとすっぱいしょっぱい味。懐かしいと思われる方もいらっしゃるかもしれません。

「うすしお味」は化学調味料や添加物は使わずに、有機梅と塩だけでの減塩に成功した梅干し。優しい味なので、お子様や塩分を控えている方におすすめ。


▲「三年熟成」(写真左)、「すっぱい梅」(写真中央)は塩分量20%の昔懐かしい梅干し。「うすしお味」(写真右)は塩分量10%でやさしい味

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SHOPPING MEMO


名称:有機梅干し
原材料名:有機梅、漬け原材料(食塩)
内容量:100g(約5粒 1粒約20g)
保存方法:直射日光と高温多湿は避けて保存してください。

食品のため、お客様都合での返品・交換は承れません。

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